成功も失敗も学べるよう教える。
上司ではなく先輩として
2009年 中途入社
鶴見裕巳
HIROMI TSURUMI
本社 営業第1事業本部 営業事業部/部長
2009年 中途入社
鶴見裕巳
HIROMI TSURUMI
本社 営業第1事業本部 営業事業部/部長
技術者のキャリアを活かした営業職の強み
当社は中途採用や、ベテラン技術者が多い会社です。私も約20年、同じ業界での経験があったため、今の部長職という責任ある立場で中途入社しました。前職では、技術と営業を半々で対応していた期間が約10年ありました。その経験を活かして、当社入社時も、営業とプロジェクトマネージャーに従事していました。前職と同じような業務内容で、キャリアを活かして仕事ができていると思います。
入社して初めて一括請負案件の営業担当をした際に、営業窓口業務とプロジェクトマネージャーを兼任することになり、多少戸惑いを感じました。これまで兼任の経験はありましたが、兼任でさらにお客さまと接することは初めてでした。自分の中では、プロジェクトマネージャーは開発部門が行うものと認識していましたが、当時、当社は各部門での役割分担をあえて明確化せず、柔軟に対応する環境でした。
両業務を兼務で久々に行った時、私のミスで会社に迷惑をかけてしまったことがありました。特に、開発が間に合わなくなって苦しい時期がありましたが、開発技術者だった頃の自分を思い出して何とか納品することができました。想定した開発工数を大幅にオーバーして時間が伸びた分、結局コストがかかってしまいましたが、私も少なからず開発に携わっていたことで、自ら一部開発を行い、なるべくメンバーとコストを増やさないようにと心掛けて取り組みました。今となっては良い経験ができたと思っています。
営業職も技術職も、
向上心と学ぶ意欲がカギ
私の職務は営業全般です。ビルの管理会社や、製造業向けのシステム会社のスクラッチ開発を中心とした、業務委託と一括請負の案件を担当しています。お客さまとのコミュニケーションを取るのが楽しいのと、お客さまから仕事の依頼を頂いたり、技術者の評価を含む感謝の言葉を頂いた時はやりがいを感じます。
我々の業界は、特殊な技術を要する職種です。そのスキルを持った技術者が全体的に不足しているため、お客さまも苦戦されています。営業職も開発やプログラミングのスキルをある程度理解していないと、お客さまの要求に適した技術者を提案できません。営業職、技術職に関わらず、向上心があり自分で興味を示してスキルを磨いていくタイプの人がこの仕事に向いていると思います。
学ぶ意欲がある人であれば、他業界からの転職でも可能性はあると思います。この業界は若い頃はプログラマーとして作業し、その後システムエンジニアとなり設計などを行い、その後は管理あるいはコンサルティングへと、段階を踏んでいきます。よって、年齢を重ねるほどスタートラインが遅れてしまいますので、興味があれば、なるべく早く、少しでも若いうちにできるとより良いのではと思います。
成功も失敗も学べるよう教える。
上司ではなく先輩として
当社は組織的というより、とてもフラットな環境です。個々が責任を持って業務にあたっています。自立しているメンバーの集まりという印象が強いですね。社員一人ひとりが自分の役割にやりがいと責任を感じられる会社だと思います。社員間の壁が無く仲間意識の強い会社は初めてで新鮮でした。
当社に入って良かった点は、年代が10歳ほど離れている社員でも、和気あいあいと話せる社風だと思います。 私自身は、後輩と接する時は、あまり部下と上司という感覚はいまだに持っていません。どちらかというと、いち先輩という位置付けで接しています。
自分が経験してきた上で、教えてあげたいこと、逆に自分で失敗を経験して学んで欲しい所を、主に気をつけてアドバイスするよう心がけています。会社としても、指示よりも意見を聞く方に重きを置いていると思います。よって、私自身も当社の良い点を体現していきたいと、常に心がけています。
営業部門は、私と同年代ばかりです。次世代の営業を育てていかないといけません。欲を言えば経験者が希望ですが、若手の新卒の方でも意欲があれば大歓迎ですね。